1EdTech Japan賞
第9回 1EdTech Japan賞 募集について
【名称】
第9回1EdTech Japan賞
【募集開始】
2024年5月21日(火)
【募集締切】
2024年7月31日(水)
【主催】
一般社団法人 日本1EdTech協会
【第1次選考】
2024年8月(予定)
【最終選考】
2024年9月(予定)
【発表】
2024年11月に東京会場にて開催される「オンラインラーニングフォーラム2024」にて表彰いたします。(予定)
【問い合わせ先】
一般社団法人 日本1EdTech協会
1EdTech Japan賞窓口:contact@1edtechjapan.org
趣旨・目的
2016年6月、一般社団法人 日本1EdTech協会(英語名:1EdTech Japan Society)の創設を記念して始まった1EdTech Japan賞も、今年で9回を数えます。
1EdTech Japan賞は、国際的に評価の高い、1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)の Learning Impact Award(LIA)に範をとり、テクノロジーの教育利用に多大な貢献のあった優れた挑戦を顕彰します。
技術標準の相互運用性を効果的に利用して教育デジタル・エコシステムを実現するなど、教育・学習のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現したもの、あるいは1EdTech技術標準の国内普及に貢献のあった作品や実践などが該当します。
製品やサービス(開発段階のプロトタイプを含む)を提供したベンダーばかりでなく、それらを導入し革新的な実践を行った教育・訓練機関からの応募もその対象となります。ただし、ベンダーと導入機関が密接な連携の下に協同で応募され、ベンダーが提供したテクノロジーにより導入機関に変革をもたらした結果を提示していただくことが理想です。
応募対象
企業・自治体・団体・学校での応募のほか、個人での応募も可能です。なお、応募は無料です。
応募テーマ
応募テーマは自由で、応募点数に制限はありません。審査共通評価基準をもとに、応募作品の中から教育 ICTの発展を予感させるコンテンツ、サービス、ソリューション、導入事例を評価します。
応募方法
「日本e-Learning大賞」公式ウェブサイト (https://www.online-learning-forum.jp/Application/) からエントリーしてください。あわせて、アピールポイントがわかる作品、もしくは応募作品の内容がわかる素材(URL、ファイル、動画など)もウェブにて提出してください。
加えて、応募URLに記載されています「1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)および Learning Impact Award(LIA)について」をよくお読みいただき、「1EdTech Japan 賞応募フォーム」に必要事項を記載し、提出してください。
応募要領・方法
審査委員
【日本国内委員】
山田 恒夫
(日本1EdTech協会 理事 / 運営委員長,放送大学 教授)
常盤 祐司
(日本1EdTech協会 技術委員長)
【海外委員】
Rob Abel氏
(1EdTech Consortium CEO)
審査手順
第1次選考
eLA共通応募フォーム記載内容、1EdTech Japan 賞応募追加資料、登録いただいたでもデータデータ素材(URLなど)によって選考を行います(日本語か英語)。1EdTech Japan 賞選考委員会の日本国内委員が担当します。
最終選考
1EdTech Japan賞最終選考はLIAの地区予選の性格を持ちますので、その選考基準はLIAの選考方法に準拠しています。第1次選考通過者には、LIAの応募に必要な追加資料(英語。2024年はエントリーシート、作品を説明する1枚資料の2点)をご提出いただきます。最終選考には海外委員も参加し、審査は英語で行われます。
最優秀賞、優秀賞に加えて、我が国における1EdTech 技術標準の普及を推進するという観点から、第1次選考通過者のなかから、1EdTech Japan賞特別賞が選定されます。
表彰内容
最優秀賞(1点)、優秀賞(数点)、奨励賞(数点)、特別賞(数点)
最優秀賞および優秀賞受賞作品は、Learning Impact Award の一次選考が免除されます。加えて、最優秀賞受賞団体へは、LIA 最終選考時の渡航費用の一部を補助いたします(40万円)。
すべての受賞作品へ、賞状、商品を授与いたします。
これまでの受賞者
目的
2007年に創設された賞で、全世界から、学習支援におけるテクノロジーの利用においてもっとも強力で影響力のあったものを選出する。
応募資格
製品やサービス(開発段階のプロとタイプを含む)を提供するプロバイダーであっても、そのエンドユーザである教育・訓練機関であってもよいが、製品あるいはサービスの名称と導入先機関を明示する。
審査過程
最終審査は、1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)の選出した専門家委員会(パネル)によって行われる。
募集締め切り後、1次審査が行われ、1次合格者(Finalist)が決定される。最終審査は、応募時の資料のほか、
-
4分以内のプロモーションあるいはプレゼンテーションビデオ
-
成果をまとめた、1ページの文書
-
翌春の春季大会でのプレゼンテーションおよび質疑応答
で行われる。このほか、春季大会では、参加者による人気投票も行われ、審査に反映される。
賞の種別
Platinum, Gold, Silver, Bronzeの4レベルがある。1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)はLIA に関する記者発表を行うとともに、Annual IMS Learning Impact Research Reportで紹介し配布をおこなう。また審査で使用したビデオは1EdTech ConsortiumのWebサイトに掲載する。
応募区分
応募に際しては、
-
製品・サービスの成熟度(研究段階、新製品段階、確立段階)
-
規模(国際レベル、国レベル、大学システム、あるいは都道府県・州レベル、機関レベル)
-
プロジェクトのカテゴリを選択する。プロジェクトのカテゴリは、以下のものから3つを選択する。
1EdTech Japan賞について
1EdTech Japan賞はLIAの地区予選の性格を持ちますので、その選考基準はLIAの選考方法に準拠して定められています。
しかし、我が国において1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)の活動を広くご理解いただくという観点から、応募書類は日本語も認めています。
1EdTech Japan賞の2次審査(上位数点で決選)からは海外審査者も参加し、審査は英語で行われます
(応募書類が日本語の場合、応募者と相談しながら英訳します)。
1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)およびLearning Impact Award(LIA)について
Adaptive Learning & Online Homework, and Assessment
(アダプティブラーニング、オンラインホームワークとアセスメント)
Providing students with self-paced learning, feedback, and adaption with the help of digital assessment while providing the teacher with information on individualized student progress.
デジタルアセスメントの助けを借りて学生に自分のペースでの学習、フィードバック、適応を提供すると同時に、個別の学生の進歩に関する情報を教員に提供します。
Advancing Teaching & Learning Innovation
(教育と学習のイノベーションの推進)
Collaborative Digital Learning
(協調デジタル学習)
Providing students and faculty with applications and opportunities to participate in and improve achievement via effective collaborative learning activities that complement traditional forms of delivery
従来の配信形式を補完する効果的な協調学習活動を通じて、学生と教員が参加し、成果を向上させるためのアプリケーションと機会の提供。
Digital Resource, eText and Learning App Innovation
(ディジタルリソース、電子テキスト、学習アプリケーションの革新)
Innovative learning resources, tools, and applications that improve the access, affordability, and quality of education. This includes data gathering to measure student engagement, progress towards desired outcomes, program effectiveness, and digital resource usage.
学習経験の促進や機会の提供を優位に改善することで、教師やファカルティを能率的かつ有効に支援するもの。
Gaming, Simulation, and Immersive Learning
(ゲーム、シミュレーション、没入型学習)
Applications that give students and teachers opportunities to participate in effective experiential learning that is better than traditional alternatives.
学生や教師に、従来の方法より優れた、体験的学習に参加する機会を提供するアプリケーション。
Scaling Pedagogical Knowledge and Practice
(教授知識や実践の大規模化)
Providing efficient and effective support to teachers and faculty in significantly improving facilitation and delivery of learning experiences.
学習経験の促進や機会の提供を優位に改善することで、教師やファカルティを能率的かつ有効に支援するもの。
Advancing Learning Environment Infrastructure
(高度な学習環境インフラストラクチャ)
Blended Learning Optimization
(ブレンディッド学習の最適化)
Evolving traditional educational delivery models, featuring seamless technology environment for teachers and students to support effective combinations of online, classroom and in-context learning.
オンライン学習、教室での学習、文脈に応じた学習を効果的に組み合わせることができるよう教師や学生を支援するため、伝統的な教育配信モデルをシームレスなテクノロジー環境に進化させるもの。
Digital Learning Networks
(デジタル学習ネットワーク)
Achieving scalable deployment of educational resources, tools, and services toward specific and measurable access, affordability, and quality objectives.
個に応じ計測可能なアクセス、価格妥当性、品質目標に向け、教育リソース、教育ツール、教育サービスの大規模な導入を達成するもの。
Educational Accessibility and Personalization
(教育のアクセシビリティとパーソナル化)
Technology-based solutions that ensure accessibility and personalization for all students, especially those with physical and learning disabilities.
すべての学生、特に身体的障害および学習障害のある学 生にアクセシビリティそしてパーソナル化を確実にする技術ベースのソリューション。
Educational Application, Content, and Media Infrastructure
(教育アプリ、教育コンテンツ、教育メディア基盤)
Technology infrastructure for enabling efficiencies in content development, searching, delivery, and mobile devices.
コンテンツ開発、検索、配信、モバイル端末における効率性を改善する技術インフラ。
Evolution to Transformative Digital Learning Experiences/Environments
(革新的なデジタル学習体験/環境への進化)
Architectures and software platforms for managing the creation and delivery of learning experiences, including personalization, accessibility, and mobility
パーソナライゼーション、アクセシビリティ、モビリティなどの学習体験の作成と提供を管理するためのアーキテクチャとソフトウェア プラットフォーム。
Integrated Digital Curriculum to Enable Student-Centered Learning (学生中心の学習を可能にする統合デジタルカリキュラム)
Architectures, software platforms, and infrastructures that enable creation and selection from a wide range of curated digital content and tool alternatives by institutional users (faculty and students).
デジタルアセスメントにより、広範囲に共有されたデジタルコンテンツとツールから、施設利用者(教職員 および学生)により創造と選択を可能にするアーキテクチャ、ソフトウェア・プラットフォーム、情報基盤。
Advancing Educational Insight, Attainment & Planning
(教育的洞察、達成および計画の推進)
Assessment Enhancement With Digital Technology
(デジタル技術による評価の向上)
Applications and tools to assess student performance and outcomes.
学生のパフォーマンスとアウトカムを評価するためのアプリケーションとツ ール。
Competency-Based Innovation
(コンピテンシーベースのイノベーション)
Competency-based learning and assessment programs that provide real-world evidence of knowledge and skills mastery
知識とスキルの習得の実際の証拠を提供するコンピテンシーベースの学習および評価プログラム。
Digital Credentials
(デジタル・クレデンシャル)
Leveraging solutions using digital microcredentials and learner records that can follow a learner from K-12 to career, recognizing experiences and achievements inside and outside of a formal education setting
K-12から生涯学習まで学習者を追跡できるデジタルマイクロクレデンシャルと学習者レコードを使用したソリューションを活用し、正式な教育環境の内外での経験と成果を認識します。
Education-to-Work Partnerships
(教育と仕事のパートナーシップ)
Effective examples of cross-sector collaboration to bridge the gap between education and employment or better opportunities
教育と雇用またはより良い機会との間のギャップを埋めるためのセクター間のコラボレーションの効果的な例。
Educational Pathways, Portfolios, and Learning Maps
(教育経路、ポートフォリオ、および学習マップ)
Applications to help students navigate their educational experience to improve success and outcomes based workforce needs.
学習の成功、職場のニーズに応じた結果を改善するために、学生の教育経験をナビゲートすることで学生を支援するアプリケーション。
Learning Analytics
(学習分析)
Collection, viewing, and analysis of learning-related data to understand student behaviors and progress, understand a digital product and pedagogy use and effectiveness, and improve teaching and learning.
学習関連データの収集、表示、分析により、学生の行動と進歩を理解し、デジタル製品と教育法の使用と有効性を理解し、教育および/または学習を改善します。
Student Success and Outcomes-Based Learning Support Services
(学生の成功や成果に基づく学習支援サービス)
Applications and processes to enable teaching, learning, and placement tied to explicit outcomes and achievements.
明確な成果や達成度に関連付けた教授、学習、プレースメントを可能にするアプリケーションやプロセス。