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CASE

Competencies and Academic Standards Exchange® (CASE ®) は
  • カリキュラムやシラバスに記載される情報、カリキュラム標準やコンピテンシーモデルの構成など、学習目標と評価基準(ルーブリック)を記述するときに使う、IMS技術標準です。

  • 比較的新しい標準で、最新版CASE 1.0は2017年に公開されています。

  • PDFやHTML文書ではなく、シンタックスとセマンティクスの両面で “machine-readable” にするための技術標準であり、機械による自動処理を想定しています。

CASE 部会

CASEとは
1EdTech CASE (Competencies and Academic Standards Exchange)は学習目標や評価基準(評価ルーブリック)に関する技術標準です。情報をMachine-readableな形式で記述し、世界に1つしかない識別子(Identifier)を与えることができます。カリキュラム標準や、シラバス、スキル標準の記載ばかりでなく、学習履歴データ(IMS Caliper Analytics)、デジタルクレデンシャル(1EdTech Open Badge version 2、1EdTech Comprehensive Learner Records)、コンテンツ流通(1EdTech Common Cartridge、1EdTech LTI Resource Search)などでも必要になります。AIと教育IoTで学習や教育の支援を自動化する、わが国の学習/教育デジタルエコシステムの成立にも不可欠の要素です。

CASEとCASE Network
1EdTech CASEは技術標準ですが、CASE NetworkはCASE技術標準で記載された、カリキュラム標準(あるいはスキル標準やシラバス、評価基準など)の集合とそれを媒介に集まったステークホルダーのコミュニティの意味をもちます。2021年4月現在、北米のCASE Networkが唯一の例ですが、初等中等教育、高等教育、生涯学習、リカレント教育などのレベルや、教科・科目などの教育分野、あるいは国や地方公共団体などの地域性などに応じたCASE Networkが出現する可能性があります(なお、CASEを利用するコンソーシアムが「CASE Network」を名乗らないといけないというわけではないので、潜在化する可能性があります)。来るべき学習/教育デジタルエコシステムで用いられる製品は、1つの技術標準だけで相互運用性が保証されるわけではありません。1EdTech Open Badge version 2準拠 のデジタルバッジも、バッジレポジトリ間での交換の際はIMS LTIが、証明する内容ではCASEが用いられたりするわけです。CASE Networkは、学習目標からトップダウン的にデジタルエコシステムの構成を考える普及モデルといってもいいでしょう。

CASE研究会

  • 本研究会の活動を通じ、CASEに関する研究と情報共有を行うほか、日本版CASE Networkの成立に向けた関係者間の交流を促進します。

  • 高等教育・生涯学習分科会と初中等教育分科会があります。このほかにも、参加者のご希望により追加します。

  • 年に数回研究会を開催します。第1回例会は2021年3月30日に開催しました。

  • 通常の活動はSlackで行っています(登録会員のみ参加できます)

  • 広く関係者の参加を期待し、1EdTech Consortium(旧IMS Global Learning Consortium)や日本IMS協会に属さなくても参加できます(当面の間、会費も無料です)

参加方法

  • 個人でも法人でも参加できます。

  • ご氏名、ご所属、お肩書、連絡用電子メールアドレスを記載の上、下記までお申し込みください。
    ​CASE研究会事務局(担当:山田・田中(頼)・藤原) secretary@imsjapan.org

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